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2013年5月5日日曜日

田中優子さんのお話 続き

(ご注意、話されたそのままではありませんが、意図的に改変している訳ではありません。)


天皇制は残しておくと権力に利用される物。

江戸時代・戦争中(戦争遂行のため)・戦後(占領を効率的に行うため)。
大統領は、選挙で選ばれる。(天皇は世襲。)
憲法の改正問題を考える時、天皇問題は避けて通れない。
自民党の改正案では、第1条で天皇を元首としている。
第3条では、直接には天皇のことではない「国旗・国歌」が出てくる。「国旗は日章旗とする。国歌は君が代とする。」
なんと、国旗・国歌を憲法で決めちゃうんですね。それだけではなく、「国民は、国旗および国歌を尊重しなければならない。」と尊重の義務づけまでしている。
第4条では、「元号は法律の定めるところにより、皇位の継承があったときに制定する。」とあります。
なんで、憲法でここまで決めてしまうのか。

戻って前文を見てみましょう。
私はどうして日本人てこうなっちゃったんだろうかと思いました。一言で言うと、内向きなんです。大変内向きです。
現憲法では、「これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基づくものである。」「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」「われらはいずれの国家も自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等の関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。」更に、前文の最初に、「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、」とあります。
全世界に向けて正義とはどうあるべきかを書いている。すばらしい前文だ。今申し上げた言葉は改憲案には一切出てきません。(改正草案の前文を読み上げ、)すべて内向きのことしか書いていない。









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